推しと言うか永遠の恋人のおはなし
嶽本野ばらちゃんは小説家です、映画下妻物語の原作者と言えば多くの人に伝わるでしょうか
下妻物語はロリータファッションの桃子とヤンキーのイチコの青春コミカル爽快ストーリーで幅広い層に受け入れられた作品です
今回わたしにとって特別な野ばらちゃんの作品3つを紹介します、全作品書きたい気持ちを抑えます
[シシリエンヌ]
前半はエロティックなラブストーリー、官能小説ばりのアダルティ
従姉妹のお姉さん<貴女>と貴女に翻弄される<僕>
後半、わたしがAVの世界(人に見られるためのセクスビデオに出演するということ)に興味を持ったきっかけとなる物語へと進展します
[タイマ]
それをモチーフに書いたものが小説タイマ
野ばらちゃんの作品はノンフィクションなのかフィクションなのか境界線がわかりにくいことが特徴なのですがこの作品もそうです
ストリッパーの女の子との恋愛が描かれていて、わたしはもっと前にストリッパーに興味を持っていましたが「ストリッパーになりたい」という気持ちが募りました
[世界の終わりという名の雑貨店/ミシン]
野ばらちゃんの代表作と言えばわたしは下妻物語ではなくこちらのタイトルをあげます
『世界の終わりという名の雑貨店』は雪が降っている中で居なくなった<君>に言葉を紡ぐところから始まります
ひょんな事から雑貨店を開くことになった<僕>と雑貨店に通ってくれる全身ヴィヴィアンウエストウッドのお洋服の<君>の儚い純愛ラブストーリー
『ミシン』は作家吉屋信子さんの『花物語』に憧れる女の子がテレビに映ったバンドのボーカルの女の子ミシンに惹かれ、恋よも深く愛よりも尊い心を持って彼女との距離を縮めていくおはなし
わたしの人生も価値観も思想も、文章や小説[てんてまり]も、嶽本野ばらちゃんの影響を間違いなく受けています
タイマの説明にも書きましたがフィクションなのかノンフィクションなのか読者を惑わせるところとかは正にてんてまりですよね
読む度に勉強になります、何度読み直しても野ばらちゃんの表現にびっくりします
推しであり先生なんです、恋人でありバイブル、目標であり神様
20年近く推してます愛してます、サイン会に行けるときは握手してもらってハグしてもらってます、バンド活動されていたときは最前で応援して踏んでもらったりもしました、とてもとてもラブなのです
あ、嶽本野ばらちゃんのことまったく知らないって人に言っておかなきゃいけないのですが、野ばらちゃんは男性です
特別お題「わたしの推し」